不妊治療でピルが使われる理由を解説

      2017/10/21




「ピル」と聞いて、皆さんは何を想像しますか?だいたいの方は、

ピル=避妊の薬

というイメージが強いのではないかと思います。

 

 

ピルは、確かに飲むタイプの避妊薬であることは間違いないんですが、治療薬としても使われます。

それは、子宮内膜症・月経困難症という症状の治療にも使います。

 

ここまでは薬剤師の方なら確実に知っていると思うんですが、不妊治療にピルを使うというケースは経験したことのない方も多いのでは?

 

 

不妊治療でのピルの処方。一見、なんか不安になる気持ちも分かります。

でも安心してください。決して間違いではなくちゃんとした理由があるんです。

 

 

不妊治療でピルが処方されるケースは、主に3パターンあります。

  1. 生理の周期を安定させるため
  2. 子宮内膜症などの病気の治療のため
  3. 妊娠中の状態を安定させるため

この3パターンがあります。

 

ひとつずつ説明していきます。




 

1.生理の周期を安定させるため

まず初めに・・・

赤ちゃんが安心して育てるように、子宮内にベッドを作って、そのベッドが破棄されるまで。

この一連の流れが生理周期のイメージです。ベッドというの子宮内膜のこと。

 

ベッドの骨組みを作ります。

そしてシーツ、クッションをふっかふかにします。

・・・・・赤ちゃん来ないな。

よし、このベッド破棄しよう。(生理)

 

これが子宮内で定期的に起こっています。

 

この周期が不安定だったら、まだ不完全なベッドに赤ちゃんの卵が来ることになり、不妊の要因のひとつになるため、ピルを服用してリズムを安定させていきます。

他にも、体外受精の場合だと、卵子を採取の際にタイミングを合わせるために出る場合もあります。

あとは不妊治療のリセット、リスタート。改めて1からって時に一旦処方されることも。

 

2.子宮内膜症などの病気の治療のため

病気は不妊の要因の一つになるため、その治療のために処方されます。

そもそもお母さんも元気になってもらわないと!ですね。

 

3.妊娠中の状態を安定させるため

1で話した、フカフカ状態が悪いと、子宮内膜(ベッド)がはがれやすくなって、流産してしまったりすることがあります・・・

このフカフカには、黄体ホルモンっていうものが関わっているので、黄体ホルモン入りのピルを飲むことで、フカフカ状態キープの手助けをします。

 

 

 

以上が、不妊治療でピルが処方される主な理由になります。

少しは引っ掛かりが解消してもらえたのではないでしょうか(*´▽`*)

 

しかし、途中でお話ししましたが、お母さんが元気なことがまず大事です。

まずは自分の生活リズムの改善や、食生活の改善、ストレスの軽減・発散など、自力でできることもしっかりやっていきましょうね!

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 - 婦人科