女性に訪れる「更年期」って?

      2017/10/05

僕は男性ですが、長いこと婦人科のそばの調剤薬局で働いていた結果、少しずつ婦人科系の知識を身につけ服薬指導を繰り返すうち、さまざまな女性から、男である自分には聞きづらいはずであろう悩みを相談されるようになりました。

 

そんなわけで今回は、最近自分が更年期なんじゃないかと不安を訴えてきた患者さんがいたので、

「更年期とは?」

ということについてお話していきます。

 




 

「更年期」とは

一般的に日本人女性は、平均で50歳頃に閉経を迎えます。

閉経を迎える前後5年程度の時期のことを更年期といって、体にいろんな不調が現れます。もちろん個人差はあります。

50歳が閉経の歳だとすると、だいたい45歳~55歳くらいですね。

 

若い人も注意!!

しかし!!現在、若年性更年期障害といわれるものもあるんです。

20代、30代で起こってくる更年期のような症状です。

 

ストレスや疲れ、不眠、不摂生などによるホルモンバランスの乱れによって起こります。

 

ですので、まだ50代には遠い方も、

 

「わたし、まだまだ若いし全然だいじょうぶ」

 

なんて思わず、しっかり理解しておくことをお勧めします。

 

 

「更年期」というものが訪れる理由

女性の場合、体の変化と女性ホルモン、この2つがとても深く関係しています。

女性は閉経までは、生理痛だったり、過多月経(生理が多い)、子宮内膜症といった月経にまつわる病気になりやすいです。

 

更年期「症状」と「障害」

閉経が近づくと、今度は女性ホルモンであるエストロゲンというものが減ってきて、ほてりや、汗、のぼせてきたりなどの症状が出ています。

この症状のことを一般に更年期症状といいます。

 

この症状が悪化して、生活に支障をきたすレベルになると、更年期障害といわれるようになって、治療が必要になってきます。

エストロゲンがじわじわ低下していき、60代、70代になってくると、不眠などのメンタルにも現れ、動脈硬化や骨粗しょう症などのリスクも上がります。

 

患者さん「え?避けられないの?」

んー、この質問聞かれるんですけど、変に安心させるよりは、その後の対策の話をしたほうがいいと思っている自分がいるため、

僕「避けられないですね、ほぼ」

と、スパッと言いがちです。患者さん凹みます(笑)いじめてるわけじゃないです。

 

「更年期」症状・障害の緩和

でも安心してください。

更年期にあたって、漢方薬やホルモン治療などの治療法、というか、更年期をうまく乗り切る方法がちゃんとあります。

 

 

漢方だと、女性ホルモンのバランスを整える漢方薬などもあります。

まぁ更年期の症状に合わせた漢方薬という感じです。

 

冷え症や貧血タイプ、イライラや不眠タイプ、多汗タイプなどなど・・・

いろんな更年期症状のタイプに合わせた漢方薬が処方されます。

 

 

ホルモン治療だと、先ほどエストロゲンが減ると・・って話をしましたよね?

このエストロゲンを補充する治療です。

エストロゲンがじわじわ減ってくる時期に、そのままエストロゲンを補充して症状を軽減させるという方法ですね。

一説によると、エストロゲンは体の様々なところに作用してるので、更年期が安定していると、その後の骨粗しょう症などの予防につながるなんて話もあります。あくまで可能性の話ですが・・・



 

今これを読んでくれている女性の方

かかりつけの婦人科さんがあれば、先生と今後どのようなケアをしていくか、必要かということをしっかり相談しておくことはとても重要なので、改めてご自身のカラダを大切にしていってください。

 

<追記>

これからも婦人科系のお悩み、ホルモン剤や体の仕組みなんかを、順番はめちゃくちゃかもしれませんが書き綴っていこうと思いますので、気になる内容があればぜひ読んでいってくださいね。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

 - 婦人科