疑義照会~患者さんと薬剤師の気まずい時間~

      2017/09/09

今回のお話は、患者さんの中で結構経験した人は多いんじゃないかと思っています。

 

調剤薬局で働く薬剤師の方でしたら、日常茶飯事というレベルで経験するであろうお話をさせていただきます。

 

 

薬剤師の方だったらタイトルを読んで、

「あー・・・つい先日・・・」

と思った方も世の中にはいるでしょう。

 

 

そう、地獄の時間、

「疑義照会の返事待ち」です。(笑)

 

 

疑義照会とは、いくつか例を挙げてみます。

 

  • 患者さん「この薬今日は出さないって言われたのに出てるから、いらないよ。」
  • 薬剤師「この薬はこの患者さんが別の病院で飲んでる薬と相性が悪いから飲まないほうがいい。」
  • 患者さん「この薬、先生からは今日から減量してみようねって言われたんだけど・・・」
  • 薬剤師「まだ子供の患者さんなのに誤って大人量で処方が出てるな。」

 

とまぁかなり簡単に挙げてみました。

 

こういったときに、処方元の先生に、

電話もしくはFAXで確認または処方の削除・変更の提案

をすることを疑義照会といいます。

 

薬局ですぐにできればいいんですが、現状いまの薬局業界は、この流れでないと処方箋の内容の変更はできないことになっています・・・

 

 

処方元の先生がすんなり疑義照会に耳を傾けてくれて、すぐに連絡がきたときの嬉しさはハンパではありません。

その日の仕事、すべてうまくやっていけそうな気さえしてきます。いや、ほんとに。(笑)

 

しかーし!

そういつもすんなりとはいきません。

 

処方元の先生が手が空いてなかったりすると・・・

 

はい、タイトル回収。

「患者さんと薬剤師の気まずい時間」が訪れます。




 

自分の薬局では、近くの病院の先生方の処方箋に関しては返事が早く5分程度で返事が来る神対応ですが、

総合病院の処方箋だと、地獄の頻度は割と高めです。

 

 

 

流れを書いていきますね。

 

(例)

薬剤師「薬の内容に誤りがある可能性があるので、処方元の先生に確認させてください。」

患者さん「わかりました。」

 

↓↓↓↓↓

薬剤師は、処方内容の誤りの疑いがあるものを疑義照会の専用用紙に記載。

処方内容について、このままでいいか、もしくは変更の提案・代案の記載。

 

↓↓↓↓↓

病院へFAX送信。

 

↓↓↓↓↓

病院の薬剤部という、病院の中の薬剤師が働くところへ送信される。

薬剤部の薬剤師が、処方元の先生に連絡。

 

↓↓↓↓↓

先生の返事。

 

↓↓↓↓↓

薬剤部の薬剤師が先生の回答内容を記載。

 

↓↓↓↓↓

薬局へFAX送信。

 

↓↓↓↓↓

薬局薬剤師が内容確認。

患者さんへ服薬指導。

 

 

総合病院だとこの流れが一般的だと思われます。

 

書いてみるとものすごく長い!!

ここで画像で説明できるととても見やすく簡単なんですが、

まだ自分のブロガーレベルが低いので大目に見てください・・・(笑)

 

※疑義照会には、電話など他にもやり方はあるのですが、病院によってルールが違うので、今回は一例だけ挙げています。

 

 

 

上記の(例)パターンでの地獄の時間は、見ての通り先生の返事待ちのところです。

別の患者さんの診察や検査中だったりだと、かなり時間がかかってしまいます。

 

しょうがないんです。患者さんは一人じゃないですから。

 

 

でも薬局薬剤師はハラハラドキドキしています。

なんせ待ってる患者さんを目の前で見てますからね・・

 

ほんとあの時間は苦痛。胃が痛くなる。

のんきにジュースとか飲んで待ってる場合じゃない。

 

患者さんとおしゃべりしながら待つケースも全然よくあることなんですが、ほかの患者さんがたくさんいるとそういうわけにもいきません。

 

「調子悪いんだから早く薬欲しいんだけど。」

「いつまで待たなくちゃいけないんだ・・・」

はい、すっっっごく気持ちわかります。顔見てたら分かります。

 

患者さんにとっても、薬剤師にとってもあの時間は引くほど長く感じます。

 

でも待たないといけないんです。

このままの処方内容で出して、患者さんに何か体の変調が起きることのほうが後々地獄ですから。

 

 

 

薬の名前が似てたり、単位が違うだけで薬の量にものすごく差が出たりと、処方箋の誤りには色んなパターンがあります。

 

それを確認して、患者さんに安心して飲んでもらえるよう薬をお渡しするのが薬局薬剤師の責務です。

 

 

 

僕がこの疑義照会の件で一番言いたいこと、それは・・・

 

ごめんなさい!気長にどうにか暇を潰しながら待っててください!!

 

正直これです(笑)

 

 

これから先、薬局に来る患者さんで、疑義照会の機会に遭遇した時はこの言葉を思い出していただけると幸いです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

 - 薬局からのお願い