処方された薬の返品・返金をしてくれないのはなぜ!?

   

こんにちは!急に寒くなってきましたが、今のところまだ半そでハーフパンツで過ごしているおとにぃです( `ー´)ノ

あ、家の中でね(笑)外はムリー。

 

さて、今回のテーマは、薬局薬剤師で必ず訪れるであろう出来事。

「薬返すからさぁ、返金してー。」

おそらく新人薬剤師だとしても、1年以内に経験するであろう出来事であります・・・

これ、ほんと困っちゃうんですよねー。

このくだりで、薬剤師がいくら説明をしても分かってもらえないこともたびたび(;´・ω・)

でもこんなことを言われても、調剤薬局だったらどこ行っても同じ回答が返ってくると思うんです。

 

ですので!!

患者さんに納得してもらうために!!書かせていただきます。

 




いろんな「薬の返品と返金して」

自分自身、調剤薬局しか経験がありませんので、薬局で起こったパターンについて解説していきます。

薬の返品は、薬局で破棄をするという意味では可能です。

 

 薬が余った

「薬を使いきる前に治ったから、余りを返すので返金して。」というもの。

治ったのはいいことですが、返金はできません

もったいないですけどね。

 

薬が効かない

「薬が効かないから返す、返金して。」というもの。

これも返金不可です。

実際、薬は万能薬ではありません。正直、体にとっては異物です。

異物であるものをうまく工夫して利用している。それが薬です。

なので、実際使ってみて効かないこともあるということを念頭に置いてください。

 

「効かない薬を使わせて、何回も受診させてお金をふんだくろうとしている!」

と、被害妄想満載の患者さんもまれにいますが、

決してそのようなことはありませんので!!!

 

薬で副作用が出た・合わなかった

副作用が起きることがある。」というのは、上記で話した通り、薬を使用するリスクのうちであることを理解しておいてください。

返金不可

実際、その薬による副作用で起きたものなのかを判断するのは非常に難しいです。

副作用の疑いがある時は、まずは処方医か薬剤師に相談してください。

先生によっては、処方薬によって出た副作用と判断した場合、1日分だけの処方として処方変更する場合もあります。

これはそれぞれの先生の判断によるもので、当たり前というわけではありません。

 

おくすり手帳で副作用発現の可能性を最小限に!

副作用を少しでも未然に防ぐために、自分のアレルギーや、今まで合わなかった薬、併用薬を把握しておくことが重要です。

そのために、必ずおくすり手帳は持ちましょう!

むしろ、不慮の事故とか起きてしまったときのために、常に持ち歩くのが一番いいです。

今はスマホで管理できる、電子おくすり手帳というのもあります。僕はこっちです。

 

とりあえずサクッとおさらいしましょう。

おくすり手帳って大事?

 

返金ができない理由

まず念頭に置くべきことは、処方箋に基づいてお渡しした薬は、もう薬局のものではなくなります。

それは患者さん本人の私物になります。

医薬品は、医薬品販売の許可がなければできません。

返金という行為は、

薬事法第25条「医薬品の販売」

に関わります。

薬事法第二五条

医薬品の販売業の許可は、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める業務について行う。

  • 一 店舗販売業の許可 要指導医薬品(第四条第五項第三号に規定する要指導医薬品をいう。以下同じ。)又は一般用医薬品を、店舗において販売し、又は授与する業務
  • 二 配置販売業の許可 一般用医薬品を、配置により販売し、又は授与する業務
  • 三 卸売販売業の許可 医薬品を、薬局開設者、医薬品の製造販売業者、製造業者若しくは販売業者又は病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者その他厚生労働省令で定める者(第三十四条第三項において「薬局開設者等」という。)に対し、販売し、又は授与する業務

どういうことかと言うと、

患者さんが返品を希望してきた薬に対して、返金をする

=患者さんの私物の薬を薬局が買う

ということになります。

つまり、患者さんが医薬品を販売するということになってしまいます。法律違反です。

ですので、薬局・医療機関は薬の返金をお断りしています。ご理解ください。

 

返品・返金ができないことのメリット

余ってしまった・使えなくなってしまった薬を返品・返金してもらえないというのは、これを読んでも納得できない患者さんもいるかもしれません。

しかし、冷静になって考えてみてください。

薬の返品・返金を認めてしまっていたら、きっと医療機関によっては医薬品の再利用が横行してしまうでしょう。

薬の在庫も、タダではないですから。

 

どこの誰が持っていたか分からない薬を使えますか?

こんなこと考えたくないですが、何かしらの異物を針で混入されているかも・・・

恐ろしいことですね。

「薬剤師が確認すれば?」そんなムチャな・・・

 

保管がどのようにされていたか分からない薬を使えますか?

「ある人が買い置きしてたペットボトルのジュースを、全然飲まないから返品した。それをあなたが買った。」のと同じです。

未開封でも嫌ですよね?

 

保管も大丈夫!異物なんて入れるわけないじゃん!!

患者さんを信じたいです。

でも、冷たい言い方ですけど、所詮他人です。100%信用するなんて不可能です。

 




まとめ

結論:返金不可

もしも、「あの薬局は優しいから返金してくれたよー。」

という薬局があれば、そこは衛生管理上問題がある可能性があるので注意してください。

厳しさも優しさです。

 

 

いかがでしたでしょうか。

記事として、説明として浅い部分はあるかもしれませんが、共感してくれる悩みだと思います。

この記事を読んで、少しでも多くの患者さんに理解・納得していただけることを願います。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

 - 薬局からのお願い