健康サポート薬局研修B過程を終えて

   

今回は完全に薬剤師の方々向けのお話をさせていただきます。

 

平成29年9月10日に健康サポート薬局研修Bに参加してきました。

もはや実質2週間ほど休みなしの仕事感。ヘトヘトです(笑)

 

日曜に研修あるのはよくあることですが、プログラムを拝見すると・・・

 

挨拶:5分

理事のお話:20分

本題:270分

 

え・・・270分!?

笑うわ!!!4時間半かよ!!まぁ2回ほど休憩ありましたが10分。

医療人のはずなのに、人間の集中力は15分おきに波が来ることをご存じないのでは!?と少し萎えてました。

 

まぁいろいろグチからスタートしましたが率直な感想を言います。

「めっっっっっちゃ勉強になった。」

いや、ほんとに。

これから先、薬局を1次医療の場としていく気持ちがすごく伝わり、薬局薬剤師の将来性が垣間見えた研修でした。

 

ただ、グループワークはやっぱり苦手だ・・・初めましての人といきなりお互いの意見を面と向かって話して考察なんて・・・

若干人見知りが出てしまいました。(反省)

 

まぁそれは置いといて!

まだ参加していない方、今後参加予定だけどまだ必要性を感じないという方のために、

どんなことをしたか。などをざっくりお伝えしようと思います。

 

(現在の6年制薬学部では、今後のために昔とは違う様々な授業を取り入れているようで・・

いよいよ俺も老害と言われる日が来るのか・・・いや!そうはいかんぞ!!)

 




 

今後のスイッチOTC薬候補リスト

  • 抗ヘルペスウイルス薬
  • 抗菌剤
  • 外用感染治療剤
  • 抗生物質
  • 中枢性筋弛緩剤
  • 白内障治療剤
  • 頻尿・排尿障害治療剤
  • 過敏性腸症候群治療剤
  • プロトンポンプ阻害剤
  • 高脂血症治療剤
  • 高血圧治療剤
  • 低血圧治療剤
  • αグルコシダーゼ阻害剤
  • 勃起不全治療剤
  • 片頭痛治療剤
  • 痛風・高尿酸血症治療剤   etc・・・

これだけの薬がほんとに薬局で処方箋なしで渡せるとなると、これから先の薬局薬剤師は今まで以上の勉強が必要になると同時に、かなり重要なポジションとして位置づけられそうです。

 

OTCを求める来局者にどのように対応していくか

薬局薬剤師として今後必要なこと。それは・・・

「逆引き」

患者の症状、訴えを聞いて、どのような病気の可能性があるかを想定することです。

 

基本的な症候を示す疾患を系統的に理解

来局者に適切に対応するためには、基本的な症候を系統的に理解する必要があります。

現段階では、病名が分かれば症状が思い浮かぶ。このパターンが主だと思います。

今後は、症状を訴える患者から病気を推測する。

この知識が必要になってきます。

こういった授業なかったなぁ(;´・ω・)

実践形式の研修でしたが、やれと言われるとかなり難しい。

 

疾患を絞り込むために患者情報をさらに収集

症状や心理、社会的情報や過去の情報などなど・・・

想定した疾患の数々から、可能性の高い疾患を順位付け。数疾患程度に絞り込んでいく。

「薬剤師の価値をあげたい!!」

と、昔から思っておりましたが、いざ考えるとプレッシャー・・

いや!弱気になってはいかん!!( ゚Д゚)

 

患者の症状を判別する標準的な手順

自覚症状について

  • どこが?
  • どのように?
  • どのくらい?
  • いつ?いつから?
  • どのような状況で?
  • どんな場合に悪くなる?(良くなる?)
  • 同時にどんな症状が?

 

心理・社会的情報について

  • 心理・社会的状況
  • 日常生活の状況
  • 自分の病気や現状をどのように考えているか

 

過去の情報について

  • 既往歴
  • 服薬歴
  • アレルギー歴    etc…

 

現段階の薬局では、こんなに細かく聞いてたら、

「はよ薬渡さんかい!!」

と言われてしまうことがほとんどでしょうね・・こんなのを普通に聞ける薬局社会に早くなってほしいです。

 

科学的根拠に基づいた治療方法や支援の提案

もうこれはEBMですね。Evidence based medicine

今後はEBMが薬剤師にとって当たり前のものとなっていくことでしょう。

 

「腰痛」というだけで、

  • ギックリ腰
  • 坐骨神経痛
  • 馬尾症候群
  • ヘルニア
  • リウマチ
  • 子宮内膜症
  • 大動脈解離
  • インフルエンザ

などなど30疾患くらいが思い浮かんでも、そこから絞り込むのはかなり大変ですね・・・

 




まとめ

  1. 基本的な症候を示す疾患を系統的に理解
  2. 来局者から情報を適切に収集し、疾患を推察
  3. 来局者ごとに適切な対応を判断
  4. 医療機関・家族への緊急連絡
  5. 医療機関への受診勧告
  6. OTCで対応
  7. カウンセリング・生活指導

 

薬剤師の質が大きく変わる転機が訪れる日もそう遠くはなさそうです。時代に置いて行かれないように、

今後、より一層色んな角度から見れる薬剤師になるための勉強をしていかねば!!( `ー´)ノ

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